最終更新:2026年7月27日(最新の情報を反映)
- 加熱式タバコを「匂いの少なさ」で並べたランキングと比較表
- 加熱式タバコが臭くなる理由(加熱温度・タバコ葉の使い方の違い)
- IQOS ILUMA/glo hyper/Ploom AURA/With2の銘柄別の匂いの特徴
- それでも匂いが気になる人向けの対策と、ニコチンなしVAPEという選択肢
「加熱式タバコは臭くないと聞いたのに、部屋や服に匂いが残る気がする」——そんな声は少なくありません。紙巻きタバコより軽いとされる一方で、銘柄によって匂いの強さはかなり差があり、どれを選べば周囲に気づかれにくいのか分かりにくいのが実情です。パッケージや広告のイメージだけでは、実際の匂いの強さまでは判断しづらいのも悩みどころです。
この記事では、IQOS・glo・Ploom・With2の主要な加熱式タバコを匂いの少なさという一点で整理し、ランキング形式で比較します。加熱温度やタバコ葉の使い方といった匂いを左右する仕組みまで踏み込むので、感覚ではなく理由から選べます。第三者メディアの測定データや具体的な匂い対策、それでも気になる人向けの選択肢まで扱います。
なお本記事は喫煙を推奨・美化するものではありません。「匂いが少ない」はあくまで銘柄ごとの傾向であり、無臭になることや、健康リスクが下がることを意味するものではありません。喫煙・購入は20歳以上が対象で、タバコにはニコチンが含まれ依存性があります。銘柄選びの参考としてご覧ください。
結論:臭くない加熱式タバコのランキングと選び方

加熱式タバコは紙巻きより匂いが少ないとされますが無臭ではなく、最も抑えやすいのは低温加熱方式のWith2です。
まず結論から知りたい人向けに、匂いの少なさで並べた4銘柄をまとめました。編集部が各社の加熱温度・加熱方式・第三者による測定結果を総合して整理した目安です。匂いの感じ方には個人差があり、順位はあくまで傾向として捉えてください。
| 順位 | 銘柄(本体) | 匂いの少なさの理由 | 加熱温度の目安 |
|---|---|---|---|
| ① | With2(JT) | タバコ葉を直接加熱しない低温加熱方式 | 約40〜60℃ |
| ② | glo hyperシリーズ | 「ほうじ茶」系でIQOSより抑えめ | 約240〜280℃ |
| ③ | Ploom AURA(旧Ploom X系) | 焦げ臭を抑える設計をメーカーが説明 | 約295〜320℃ |
| ④ | IQOS ILUMA | 高温だがブレードレスで従来よりやや抑制 | 約300〜350℃ |
匂いの軽さを最優先するなら、まず候補になるのが低温加熱のWith2です。タバコ葉を高温で焼かず、専用リキッドを温めた蒸気を葉に通す方式のため、一般的な加熱式より匂いが軽いとされています。
「加熱式らしい吸いごたえ」も欲しい人は、ほうじ茶系の香りでIQOSより抑えめとされるglo、焦げ臭を抑える設計をうたうPloom AURAが続きます。IQOS ILUMAは加熱温度が高く匂いは残りやすい側ですが、ブレードレス構造で従来機よりは抑えられたとされています。
匂いは、吸うシーンによって「気づかれやすさ」も変わります。下の表は、どの場面で匂いが残りやすいかを整理したものです。加熱式は総じて紙巻きより軽いとされますが、呼気や至近距離ではゼロにはなりません。
| シーン | 匂いの残りやすさ(加熱式の傾向) | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 部屋・室内 | 紙巻きより軽いが換気不足でこもる | 窓開け・換気扇が有効 |
| 衣類・髪 | 付着はするが紙巻きより弱いとされる | 至近距離では気づかれることも |
| 車内 | 狭く換気しにくく残りやすい | 走行中の換気・消臭を併用 |
| 吸った直後の呼気 | 銘柄を問わず一時的に残る | 会話前の口ゆすぎ・うがい |
なお、この順位は「加熱温度の低さ」と「タバコ葉を直接焼かない方式かどうか」を主な軸に整理したものです。第三者メディアの測定では、gloのスリムスティックが加熱式のなかで最も匂いが少ないと評価された例もあり、本体とスティックの組み合わせ次第で順位の体感は前後します。とくにWith2は加熱温度が桁違いに低い低温加熱方式のため本記事では1番手としていますが、「どのスティックを選ぶか」まで含めると、gloでも匂いをかなり抑えられるということです。あくまで本体単位の目安として捉え、実際の組み合わせは後半の各銘柄の解説とあわせて判断してください。
以下では、匂いが出る仕組みと銘柄別の特徴を詳しく見ていきます。まずは「なぜ加熱式でも匂うのか」という原理から押さえましょう。
加熱式タバコが「臭くなる」仕組み

加熱式タバコの匂いは、加熱温度の高さとタバコ葉の使い方でほぼ決まり、温度が低く葉を直接焼かないほど軽くなります。
加熱式タバコは紙巻きのように葉を燃やす(燃焼させる)のではなく、加熱して味と香りを引き出す仕組みです。燃焼が起きないぶん煙が少なく、匂いも紙巻きより軽いとされています。ただし多くの加熱式はタバコ葉そのものを加熱するため、独特の匂いはどうしても残ります。
匂いの強さを決める3つのポイント
匂いの強さを左右する要素は、主に次の3つに整理できます。
- 加熱温度:温度が高いほどタバコ葉の成分が強く揮発し、匂いも強くなりやすい。IQOSの約300〜350℃が最も高く、gloの約240〜280℃はやや抑えめとされます。
- タバコ葉を直接加熱するか:葉を直接加熱する方式より、リキッドを温めた蒸気を葉に通すWith2のような方式のほうが匂いは軽いとされます。
- デバイスの汚れ:内部に付着したヤニ由来の汚れも匂いの一因になるため、清掃状況で体感が変わります。
紙巻きタバコの匂いが強いのは、約600〜900℃という高温で葉を燃やし、大量の煙とヤニを発生させるためとされています。これに対し加熱式は燃やさず温めるだけなので、発生する煙(実際には蒸気に近い)が少なく、匂いも軽くなるという理屈です。つまり温度が低いほど匂いは軽くなるという関係が、加熱式のなかでもそのまま当てはまります。
「匂いが軽い」と「物足りない」は別の話
なお、匂いの強さと吸いごたえ(満足感)は別の軸です。匂いが軽い=物足りない、とは限りません。低温加熱でもしっかり味を感じられる設計の銘柄もあり、匂いの少なさだけで満足度が決まるわけではありません。
第三者機関による測定でも、同じメーカーのデバイスでスティックの種類を変えると匂いの評価が変わる例が報告されており、本体だけでなくスティック選びも重要になります。「銘柄(本体)を決めたら終わり」ではなく、そのなかでどのスティックを選ぶかまで意識すると、匂いの体感をさらに抑えやすくなります。
銘柄別①:IQOS ILUMA(イルマ)

IQOSは加熱温度が約300〜350℃と最も高く、酸味のある独特の匂いが出やすい一方、ILUMAのブレードレス構造で従来より抑えられたとされます。
IQOSは加熱式タバコのなかでも加熱温度が高い部類で、酸味のある独特の匂いや、焦げたポップコーンに例えられる香りが指摘されることがあります。これは高温でタバコ葉の成分がしっかり揮発するためと説明されています。味わいの濃さと引き換えに、匂いは残りやすい側という位置づけです。
ILUMAと従来機の違い
現行のILUMAシリーズは、スティックにヒートスティック(金属ブレード)を挿さずに加熱するブレードレス構造を採用しています。専用のスティック(テリア/TEREA)に内蔵された金属を、本体側の誘導加熱で温める仕組みです。加熱の方式が変わったことで、従来のIQOS 3 DUOなどと比べると匂いはやや抑えられたという評価があります。ブレードにこびりつくヤニ汚れが構造上なくなったことも、匂いのこもりにくさにつながっているとされます。
とはいえ加熱温度そのものは高い側のため、本記事のランキングでは4番手としています。「匂いの軽さ」を最優先するデバイスではなく、しっかりした吸いごたえを取りつつ、従来のIQOSより匂いを抑えたい人に向く位置づけです。
IQOSで匂いを抑えるコツ
匂いを気にしてIQOSを使う場合は、換気のよい場所で吸う、吸ったあとにデバイスを清掃する、といった基本の対策が効いてきます。加熱温度が高いぶん、対策の有無による体感差も出やすいカテゴリーです。スティックのフレーバーによっても香りの方向性が変わるため、匂いが強いと感じたら別系統のスティックを試すのも一つの手です。
銘柄別②:glo hyperシリーズ

gloは加熱温度が約240〜280℃とIQOSより低めで、「ほうじ茶」に例えられる香りが特徴とされ、加熱式のなかでは匂いが抑えめの部類です。
gloはBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の加熱式タバコで、加熱温度がIQOSより低いぶん、匂いも比較的抑えめとされています。独特の香りは「ほうじ茶」に例えられることが多く、酸味系のIQOSとは方向性が異なります。香ばしさ寄りの匂いのため、酸味系が苦手な人には受け入れやすいという声もあります。
現行ラインアップと終売モデル
現行ラインアップ(2026年7月時点)は、hyper/hyper+/hyper X2/hyper pro、そして2026年7月13日発売のhyper pro plusです。かつて薄型で人気だったhyper airは2025年3月に終売となっており、これから選ぶ場合は現行機が対象になります。hyper pro plusの匂いに関する実測データは現時点で確認できていません。
第三者測定が示す「スティックで変わる」事実
匂いの観点で見逃せないのが、第三者メディアによる測定結果です。relazoが測定機器(CIAQ値)を使って比較したところ、「グロー・プロのスリムスティック」が加熱式タバコのなかで最も匂いが少ないと評価された一方、同じglo系でも「glo hyperプラス」は最も匂いを感じると評価されています。
つまり同じgloでも、本体やスティックの組み合わせによって匂いの体感は大きく変わるということです。「gloは匂いが少ない/多い」と一括りにはできず、どのスティックを選ぶかが効いてきます。匂いを抑えたい場合は、スリムスティックなど匂いが軽いとされる組み合わせを選ぶのが現実的な工夫になります。gloを匂い重視で使うなら、まずはスティック違いを試して自分の環境で比べてみるのがおすすめです。編集部でもスリムスティックに替えたときは、同じgloでも匂いの体感が軽くなったと感じましたが、感じ方には個人差があります。
銘柄別③:Ploom AURA(旧Ploom X系)

Ploomは従来機が約30℃の低温加熱でほぼ気にならない設計でしたが、Ploom Xで高温化し匂いが増え、現行のPloom AURAは焦げ臭を抑える設計をうたっています。
JTのPloomは、もともと低温加熱でほぼ匂いが気にならないと評価されてきたシリーズです。初代系の従来機は約30℃という低い温度で加熱していたため、加熱式のなかでも匂いの軽さが強みでした。「Ploomは匂いがしない」という評判は、この低温時代の印象によるところが大きいと考えられます。
高温化した現行機の現在地
その後、Ploom Xで加熱温度が約295〜320℃へ高温化し、味わいが強くなった一方で匂いも増えたとされています。現行のフラグシップは2026年に発売されたPloom AURAで、JTは「SMART HEATFLOW」により焦げ臭を抑える設計だと説明しています。
ただしこれはメーカーが公表した設計意図であり、独立した第三者による匂いの測定データではない点には留意が必要です。Ploom AURAの匂いに関する第三者測定は現時点で確認できていません。設計上の工夫として焦げ臭を抑える方向であることは説明されていますが、実際の体感がどの程度かは、使う環境や個人差もあわせて見る必要があります。
これから選ぶなら現行機が基本
Ploomを匂いの観点で選ぶなら、「低温時代のほぼ気にならない体験」ではなく、「高温化した現行機のなかで焦げ臭を抑える設計」という現在地を理解しておくとギャップが少なくなります。旧Ploom Sや旧世代機は終売・入手困難なため、これから選ぶなら現行のPloom AURAが基本になります。過去の口コミが低温時代の評価である可能性がある点も、頭に置いておくと判断しやすくなります。
銘柄別④:With2(ウィズ2)=低温加熱で最も匂いが少ない部類

With2はJTが2023年に発売した低温加熱式で、タバコ葉を直接加熱せず専用リキッドを約40〜60℃で温める方式のため、匂いが最も抑えやすい部類です。
With2(ウィズ2)は、JTが2023年8月に発売した低温加熱式タバコです。最大の特徴は加熱方式で、タバコ葉を直接焼くのではなく、専用リキッドを約40〜60℃で加熱して発生させた蒸気を、タバコカプセルに通して味と香りを付けます。プルームテック系の流れをくむ、蒸気ベースの仕組みです。
なぜ最も匂いが少ない部類なのか
葉そのものを高温で焼かないため、一般的な加熱式より匂いが少ないとされ、本記事のランキングでは1番手に位置づけています。加熱温度が他機種より一桁低い(数百℃に対して数十℃)ことからも、匂いが出にくい仕組みであることが分かります。「加熱式のタバコ感は欲しいが、匂いはできるだけ抑えたい」という人に向いた選択肢です。編集部で複数銘柄を吸い比べた際も、低温加熱のWith2は室内に匂いが残りにくいと感じやすい一方、まったくの無臭ではありませんでした。匂いの感じ方には個人差があります。
| 銘柄 | 加熱方式 | 加熱温度 | 匂いの傾向 |
|---|---|---|---|
| With2 | リキッド加熱→葉に蒸気を通す | 約40〜60℃ | 加熱式のなかで軽い部類 |
| glo hyper系 | タバコ葉を直接加熱 | 約240〜280℃ | ほうじ茶系・抑えめ |
| Ploom AURA | タバコ葉を直接加熱 | 約295〜320℃ | 焦げ臭を抑える設計(メーカー説明) |
| IQOS ILUMA | タバコ葉を直接加熱(ブレードレス) | 約300〜350℃ | 酸味系・高温で残りやすい |
「無臭ではない」点は押さえておく
ただし、With2もタバコカプセルを使う以上、匂いがまったくのゼロになるわけではありません。蒸気にタバコの風味を移す構造上、フレーバーの香りは出ますし、感じ方には個人差があります。「紙巻きや高温加熱式と比べて軽い」という相対的な位置づけとして理解しておきましょう。吸いごたえは高温加熱式よりやわらかめと評価されることもあり、しっかりしたキックを求める人には物足りなく感じる場合もあります。匂いの軽さと吸いごたえのバランスで選ぶのがポイントです。
加熱式タバコと紙巻きタバコ、匂いはどう違う?

加熱式は葉を燃やさず加熱するため、紙巻きのような煙とヤニ臭が出にくく、匂いは残りにくいとされます。
紙巻きタバコの匂いが強く長く残るのは、約600〜900℃の高温で葉を燃やし、大量の煙とヤニ(タール)を発生させるためと説明されています。この煙とヤニが、服・髪・カーテン・壁紙などに付着して蓄積し、時間が経っても匂いが残る原因になります。喫煙者本人は慣れて気づきにくくても、非喫煙者には敏感に感じられるのはこのためです。
一方、加熱式タバコは葉を燃やさず加熱するだけなので、燃焼由来の煙やヤニが少なく、匂いも軽く、残りにくいとされます。壁やカーテンへのヤニ汚れ(黄ばみ)も、紙巻きに比べれば起きにくいという評価が一般的です。ただし前述の通り、加熱式もタバコ葉を使う以上、独特の匂いはゼロにはなりません。
| 項目 | 紙巻きタバコ | 加熱式タバコ |
|---|---|---|
| 葉の扱い | 燃やす(燃焼) | 加熱する |
| 温度 | 約600〜900℃ | 約40〜350℃ |
| 煙・ヤニ | 多い | 少ない |
| 匂いの残りやすさ | 服・部屋に蓄積しやすい | 比較的残りにくいとされる |
つまり「加熱式は臭くない」と言われる根拠は、この燃焼の有無による煙とヤニの差にあります。とはいえ「紙巻きより軽い」という相対的な話であり、無臭ではない点は繰り返し押さえておきましょう。何倍軽いといった数値での公的な比較データは確認できていません。
部屋の黄ばみ(ヤニ汚れ)についても、燃焼が起きない加熱式は紙巻きより起きにくいとされます。ただし加熱式でもデバイス内部にはヤニ由来の汚れが蓄積し、これが匂いの発生源になります。壁紙やカーテンへの付着は紙巻きより少ないと考えられる一方、デバイスの手入れを怠ると本体からの匂いが強くなる点は見落とされがちです。
紙巻きから加熱式に替えると室内の黄ばみは軽減しやすいものの、匂いをゼロにするにはデバイスの清掃が欠かせない、というのが実際のところです。この違いを理解しておくと、「加熱式にしたのに匂いが気になる」というギャップの正体が見えてきます。
加熱式タバコの匂いは非喫煙者にバレる?

紙巻きより軽いものの無臭ではなく、至近距離や換気の悪い室内では非喫煙者に気づかれることがあります。
「加熱式なら周囲にバレない」と思われがちですが、これは条件次第です。特に気づかれやすいのが次のような場面です。
- 吸った直後の呼気:銘柄を問わず、吸った直後は口や呼気に匂いが残ります。会話の距離では気づかれることがあります。
- 至近距離・密室:エレベーター、車内、狭い室内など、空気がこもる場所では匂いが滞留し、非喫煙者に感じられやすくなります。
- 衣類・髪への付着:紙巻きより弱いとされますが、付着はするため、近づいたときに気づかれる可能性があります。
逆に言えば、換気のよい屋外や喫煙所であれば、加熱式の匂いは比較的気づかれにくいとされます。人と至近距離で話す予定があるときだけ、吸うタイミングや場所に少し気を配れば十分なケースも多いということです。バレやすさは「銘柄の匂いの強さ」だけでなく、「吸う場所の換気」と「相手との距離」で大きく変わるということです。匂いを抑えたい人は、低温加熱のWith2など匂いが軽いとされる銘柄を選んだうえで、換気と距離に気を配るのが現実的です。
加熱式タバコの匂いはどれくらいで消える?

空間にこもった匂いは換気すれば比較的早く薄れますが、衣類や髪に付いた匂い・呼気は、しばらく残ることがあります。
加熱式タバコの匂いが「どのくらいで消えるか」は、どこに付いた匂いかによって変わります。目安として整理すると次の通りです。
- 室内の空気:窓開けや換気扇で空気を入れ替えれば、紙巻きより比較的早く薄れるとされます。こもった状態を放置すると長引きます。
- 衣類・髪:付着した匂いは、洗濯やシャワーまで残ることがあります。上着を脱いで吸う、消臭スプレーを使うなどで軽減できます。
- 呼気:吸った直後は残りますが、時間の経過や水分補給、口ゆすぎで薄れていきます。
ただし、何分・何時間で完全に消えるかという明確な公的基準はありません。銘柄・吸う本数・換気・体質によって差が大きいためです。同じ銘柄でも、締め切った部屋と換気のよい屋外とでは、匂いが薄れるまでの時間はまったく変わります。
「加熱式だからすぐ消える」と過信せず、大事な場面の前は時間に余裕を持ち、換気やケアを組み合わせるのが安全です。とくに面接や商談など匂いに気を配りたい場面では、直前の一服を避けるだけでも印象は大きく変わります。時間の目安や消臭の具体策は、このあとの「それでも匂いが気になる人向けの対策」でも詳しく整理します。
それでも匂いが気になる人向けの対策

加熱式の匂いは、換気・こまめな清掃・スティック選びの3点を押さえるだけで、体感をかなり抑えられます。
匂いが軽いとされる加熱式でも、環境や使い方によっては周囲に気づかれることがあります。特に吸った直後の呼気や、衣類・髪に付いた匂いは残りやすいポイントです。ここでは場面別に、現実的な対策を整理します。
部屋・車内の匂い対策
- 換気を徹底する:窓を開ける、換気扇の下で吸うなど、空気を動かすだけで室内への滞留を減らせます。車内は狭く匂いがこもりやすいため、走行中の換気や車用消臭剤の併用が有効です。
- こまめに清掃する:デバイス内部に付着したヤニ由来の汚れは匂いの一因です。定期的な清掃で匂いがこもりにくくなります。ブレードレス構造のILUMAでも、スティック挿入部の清掃は体感差につながります。
- 匂いが軽いスティックを選ぶ:前述の通り、同じ本体でもスリムスティックなど組み合わせで匂いの体感は変わります。
衣類・呼気の匂い対策
衣類や髪に付いた匂いは、紙巻きより軽いとされるものの、至近距離では気づかれることがあります。上着を脱いで吸う、吸ったあとに衣類用の消臭スプレーを使うといった工夫が現実的です。呼気は銘柄を問わず一時的に残るため、会話の前に口をゆすぐ・うがいをする、水を飲むといったケアが効きます。
「加熱式タバコの匂いはどれくらいで消えるのか」「服や部屋にどの程度残るのか」といった時間の目安は、本記事の「加熱式タバコの匂いはどれくらいで消える?」でも解説しています。あわせて確認すると、消臭のタイミングをつかみやすくなります。
消臭アイテムと習慣で差をつける
道具や習慣を組み合わせると、体感はさらに変わります。衣類用の消臭スプレーは外出前後に手軽で、玄関先で上着にひと吹きするだけでも印象が違います。室内では、空気清浄機や置き型の消臭剤を喫煙スペース付近に置くと、こもりにくくなります。車内は容量が小さく匂いが残りやすいため、クリップ型の車用消臭剤や、こまめな窓開けが効きます。
習慣面では、決まった一角でだけ吸って匂いの発生源を限定する、吸い終わったらすぐに窓を閉め切らず数分換気する、といった小さなルールが積み重なって効いてきます。手に付いた匂いが気になる場合は、吸ったあとに手を洗うのも有効です。こうした対策は、紙巻きよりもともと匂いが軽い加熱式だからこそ、効果を実感しやすいといえます。ただし、いずれも匂いを軽減する工夫であって、匂いを完全になくすものではない点は理解しておきましょう。
匂い対策とマナーは別物
なお、匂い対策と受動喫煙への配慮は別物です。健康増進法上、加熱式たばこは喫煙のルールが定められており(品川区「加熱式たばこと電子たばこの違いと規制」)、喫煙可能な場所で吸うのが前提になります。匂いを抑える工夫をしても、吸う場所のマナーを守る必要がある点は変わりません。周囲への配慮として、指定された場所で吸うことを心がけましょう。
電子タバコ・匂いの少なさで選ぶ|ニコチンなしVAPEという選択肢

匂いの残りにくさを最優先するなら、タバコ葉を使わないVAPE(電子タバコ)という選択肢があり、葉を加熱しないぶん匂いはさらに軽いとされます。
ここまで見てきた通り、加熱式タバコは紙巻きより匂いが少ないとされますが、タバコ葉を使う以上、匂いがゼロになるわけではありません。「本当に匂いを気にしたくない」という人が次に検討するのが、VAPE(電子タバコ)です。
加熱式とVAPEの仕組みの違い
VAPEはタバコ葉を使わず、リキッド(液体)だけを加熱して蒸気を発生させます。葉を加熱しないため、各メディアの共通見解として匂いはさらに弱く、タバコ臭ではなくフレーバーの香りが主体になると説明されています。加熱式の「タバコ感」より、匂いの軽さやフレーバーを重視する人に向いた方向性です。
| 項目 | 加熱式タバコ | VAPE(電子タバコ) |
|---|---|---|
| 加熱するもの | タバコ葉(またはカプセル) | リキッドのみ |
| 匂いの主体 | タバコ由来の匂い | フレーバーの香り |
| ニコチン | あり | ニコチンゼロ製品が中心 |
| 手軽さ | 専用デバイス・スティックが必要 | 使い切りタイプは吸うだけ |
なぜコンビニのVAPEはニコチンゼロなのか
ここで押さえておきたいのが法規です。液体状のニコチンは医薬品医療機器等法(薬機法)の対象で、国内での販売・授与が認められていません(厚生労働省「医薬品等輸入手続質疑応答集(Q&A)」)。だからコンビニやドンキの棚に並ぶのはニコチン0の製品だけで、ニコチン入りは個人輸入が基本になります。つまり「匂いの軽さ」を目的に手軽に始めるなら、ニコチンゼロのVAPEが入り口になりやすいということです。20歳未満の方は購入・使用できません。
ニコチン入りのVAPEを使いたい場合は、自己使用の目的で数量の上限内なら個人輸入できます。目安は用法用量からみて1か月分です。具体的にはリキッド120ml・カートリッジ60個までが、税関限りの確認で通関できる範囲とされています(税関「個人輸入の通関手続」)。これを超える場合は、輸入確認証の申請が必要です。なお、輸入したものを国内で販売・転売・譲渡するのは、無償であっても違法です。個人輸入のルールをより詳しく知りたい場合は、ニコチン入りVAPEの個人輸入ガイドもあわせて確認してください。
つまり手軽さで見れば、匂いの軽さを目的にまず試すなら、国内で買えるニコチンゼロ製品のほうが始めやすいということになります。ニコチンの有無や個人輸入のルールは、購入前に必ず自分で確認しておきましょう。
MyMoodsはニコチンゼロのフレーバーVAPEを扱っており、タバコ臭が気になる人が「匂いの軽い香り体験」から試しやすいカテゴリーです。フレーバーの香りが主体になるため、加熱式のタバコ臭が苦手だった人にとっては選びやすい入り口になります。20歳以上が対象で、価格や仕様は購入時に最新情報をご確認ください。
VAPEとひとくちに言っても、ニコチンの有無や仕組みは製品によって異なります。そもそもVAPEとは何かやニコチン入りとニコチンなしの違いを先に押さえておくと、匂いの軽さを目的に選ぶときも迷いにくくなります。加熱式からの乗り換えを考えている人は、まず仕組みと法規を理解してから製品を選ぶのがおすすめです。基礎からまとめた入門記事もあわせてご覧ください。
【重視ポイント別】臭くない加熱式タバコの選び方

匂いの少なさだけでなく、吸いごたえ・手軽さ・入手性まで含めて選ぶと、自分に合う1台に絞りやすくなります。
「匂いが少ない順」だけで選ぶと、吸いごたえや使い勝手で後悔することがあります。同じ「臭くない加熱式」でも、何を優先するかで最適な銘柄は変わります。重視ポイント別に整理すると次のようになります。
| 重視したいこと | 向いている方向性 | 具体例 |
|---|---|---|
| とにかく匂いを抑えたい | 低温加熱・葉を直接焼かない方式 | With2 |
| 匂いは抑えつつ吸いごたえも | 中温の直接加熱・スティック選び | glo hyper系(スリムスティック) |
| 焦げ臭の少なさとタバコ感の両立 | 焦げ臭を抑える設計の現行機 | Ploom AURA |
| 味の濃さ・満足感を優先 | 高温加熱・ブレードレス | IQOS ILUMA |
| 匂いをほぼ気にしたくない | タバコ葉を使わないVAPE | ニコチンゼロのフレーバーVAPE |
選び方の手順としては、まず「匂いの軽さ」と「吸いごたえ」のどちらをどれだけ優先するかを決めるのが近道です。匂いを最優先するなら低温加熱のWith2、味の濃さを取りたいなら高温のIQOS ILUMA、その中間でバランスを取りたいならgloやPloom AURA、という並びになります。
次に、同じ銘柄のなかでもスティックの種類で匂いの体感が変わる点を思い出してください。第三者測定でglo系の評価がスティックで分かれたように、本体を選んだあとにスティックを数種類試して、自分の生活環境で比べるのが確実です。最後に、換気・清掃・呼気ケアといった対策を組み合わせれば、どの銘柄でも匂いの体感はさらに抑えられます。
「そもそもタバコ由来の匂い自体を避けたい」という結論になった場合は、次の選択肢としてタバコ葉を使わないVAPEを検討する流れになります。
まとめ:臭くない加熱式タバコの選び方

臭くない加熱式タバコは、低温加熱のWith2を筆頭に、glo→Ploom AURA→IQOS ILUMAの順が目安で、対策とスティック選びで体感はさらに変わります。
最後に要点を整理します。
- 加熱温度と加熱方式で匂いは決まる。温度が低く、タバコ葉を直接焼かないほど匂いは軽くなる。
- 匂いの少なさの目安は①With2(低温加熱)②glo hyper系(ほうじ茶系・抑えめ)③Ploom AURA(焦げ臭を抑える設計)④IQOS ILUMA(高温・酸味系)。
- 第三者測定ではglo系でもスティックにより評価が分かれる。本体だけでなくスティック選びも重要。
- それでも匂いが気になるなら、換気・清掃・スティック選びの3点で対策を。
- 匂いの軽さを最優先するなら、タバコ葉を使わないニコチンなしVAPEという選択肢もある。
加熱式を選ぶ場合も、本体を決めたあとにスティックを何種類か試し、換気・清掃・呼気ケアを習慣にするだけで、匂いの体感は目に見えて変わります。逆に「加熱式なら大丈夫」と対策を怠ると、デバイス由来の匂いで思ったより気づかれてしまうこともあります。匂いを本当に気にしたくないなら、タバコ葉を使わないニコチンなしVAPEへ視野を広げるのも一つの答えです。
「匂いが少ない」はあくまで銘柄ごとの傾向であり、無臭になることや、健康リスクが下がることを示すものではありません。タバコにはニコチンが含まれ、依存性があります。20歳未満の喫煙・購入は禁止です。加熱式の「タバコ感」を取るか、匂いの軽さを優先するかで、自分に合った選び方を見つけてください。
よくある質問(FAQ)
臭くない加熱式タバコについてよく寄せられる疑問をまとめました。
Q. 加熱式タバコで一番臭くないのはどれ? A. 加熱温度と加熱方式から総合すると、タバコ葉を直接加熱せず専用リキッドを約40〜60℃で温めるWith2が、匂いを最も抑えやすい部類とされます。次いでglo、Ploom AURA、IQOS ILUMAの順が目安です。匂いの感じ方には個人差があり、無臭になるわけではありません。
Q. IQOS・glo・Ploomで匂いが一番強いのはどれ? A. 加熱温度が最も高いのはIQOS(約300〜350℃)で、酸味のある独特の匂いが出やすいとされます。gloは約240〜280℃でIQOSより抑えめ、Ploomは従来機が低温でほぼ気にならない設計でしたが、Ploom Xで高温化し匂いが増えたとされます。第三者測定ではglo hyperプラスが最も匂いを感じると評価された一方、グロー・プロのスリムスティックは加熱式で最も匂いが少ないと評価されています。
Q. 加熱式タバコの匂いは紙巻きタバコと比べてどのくらい少ない? A. 各メディアの共通見解として、加熱式は紙巻きより匂いは少ないとされますが無臭ではありません。紙巻きは葉を燃やすため煙とヤニ臭が強く残りやすく、加熱式は葉を燃やさず加熱するため比較的軽いとされます。数値で何倍という公的な比較データは確認できていません。
Q. With2はなぜ匂いが少ないの? A. With2はJTが2023年8月に発売した低温加熱式で、タバコ葉を直接加熱しません。専用リキッドを約40〜60℃で加熱した蒸気を、タバコカプセルに通して味と香りを付ける方式です。葉を高温で焼かないため、一般的な加熱式より匂いが少ないとされています。
Q. 加熱式タバコの匂いは非喫煙者にバレる? A. 紙巻きよりは軽いとされますが、無臭ではないため、至近距離や換気の悪い室内では気づかれることがあります。吸った直後の呼気や、衣類・髪に付いた匂いは残りやすいポイントです。周囲への配慮として、換気や喫煙場所のルールを守ることが大切です。
Q. 加熱式タバコの匂いを軽減する方法は? A. 換気のよい場所で吸う、吸ったあとに口をゆすぐ・うがいをする、デバイスをこまめに清掃する、匂いが軽いとされる銘柄やスティックを選ぶ、といった対策が挙げられます。デバイス内部のヤニ由来の汚れは匂いの一因になるため、定期的なメンテナンスが効果的とされています。
Q. 匂いをほぼ気にせず楽しみたいならVAPEとどちらがいい? A. 匂いの残りにくさを最優先するなら、タバコ葉を使わずリキッドのみを加熱するVAPEという選択肢があります。葉を加熱しないぶん匂いはさらに弱く、フレーバーの香りが主体になると説明されています。液体状のニコチンは薬機法の対象で国内販売が認められていないため、コンビニなどで手に取れるのはニコチンゼロ製品が中心です。加熱式のタバコ感が欲しいか、匂いの軽さを優先するかで選び分けるとよいでしょう。
Q. 加熱式タバコにすれば部屋の黄ばみ(ヤニ汚れ)は防げる? A. 紙巻きは葉を燃やして煙とヤニを多く発生させるため壁紙やカーテンが黄ばみやすいとされ、燃焼が起きない加熱式は室内の黄ばみが起きにくいと考えられます。ただし加熱式でもデバイス内部にはヤニ由来の汚れが蓄積し、これが匂いの発生源になります。室内の黄ばみは軽減しやすい一方、匂いを抑えるにはデバイスの定期清掃が欠かせません。黄ばみと匂いは別の問題として考えるのがおすすめです。
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